施工事例

2021.05.20千葉県印旛郡

栄中学校グラウンド改修工事

今回は関東特有の粘性のある荒木田土のグラウンド改修工事です。着工前のグラウンドは雑草が発生しており、水はけが非常に悪い状態です。粘性のある荒木田土なので水分を含むとぬかるみがひどく、土質から改善する必要があります。
改修工事の前に当社の雑草除去工法「GRフィールドリムーバー工法」により雑草除去から開始します。雑草除去専用のアタッチメント、スパイラルカッターで雑草を根からミンチ状に処理し、テーラーアタッチメントで撹拌・混合を行います。ワイドタイヤローラーで転圧を行い、雑草除去が完了しました。

粘性のある荒木田土を改良するために現況土を鋤きとって一旦集積します。表層の鋤きとり後、レーザーブルドーザーにより基盤の修正を行い、ワイドタイヤローラーにて基盤を転圧して基盤を完成させ暗渠の形成に移ります。水はけの改善には当社オリジナルの暗渠工法「GRフィールド・ドレーン工法」により施工を行います。フィールド・ドレーン工法はグラウンドにメッシュ状の溝を形成して無駄なく雨水を排水させる、透水効果抜群の暗渠工法です。等間隔でグラウンドに溝を掘って行きますが、この作業も当社が開発した独自のマシンであるフィールドライナーが力を発揮し、素早く効率的に作業が進みます。掘削した溝にフィルター材を充填し、暗渠の完成となります。完了写真をご覧いただくとわかるように、グラウンドの碁盤の目のように暗渠が形成されました。これで効率よく雨水を排水し、水溜りの発生などを抑制します。

先ほど鋤きとって集積した表層土を当社が保有するコンピューター制御式スクリーンマシンでふるい選別した土を、コンピューター制御式ミキシングマシンにてスーパーサンドと混合しグラウンド使用に適した土質に改良します。スーパーサンドの配合が非常に難しく、スーパーサンドの配合量が少ないと効果を得ることができず、また多すぎると粘性を失いパサパサした土になってしまうので細心の注意をはらいながら作業しました。

完成した改良土をレーザーブルドーザーで敷き均し、転圧・表面仕上げを行い、最後に表面土壌安定剤ソイルプロテクトを散布し、施工完了です。これで水はけも抜群に良いグラウンドに生まれ変わり、着工前とは比べ物にならないぐらい高品質なグラウンドが完成しました。今回のような粘性のある土は非常に厄介で改修作業がしにくいのですが、当社はそれを可能にする最新鋭の機械とノウハウを持っております。粘性土のグラウンド改修にはぜひ青野スポーツ施設までお問い合わせください。

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